月別アーカイブ: 2014年10月

Manual – iOS 8 でシャッター速度の調整できるカメラアプリ

iOS8では、アプリケーションからカメラのシャッター速度や感度などいろいろな項目を変更することが出来るようになっています。

iPhone/iPad用にシャッター速度などを調整して撮影ができるアプリはいろいろありますが、Manual (Little Pixels)は、有償アプリ(日本: 200円)ですが大変わかり易くて便利です。

manual_icon

アプリを起動すると…

manal_operation

いろいろと操作項目のあるカメラ画面が出てきます。ここからフラッシュ・フォーカス・色温度・ISO感度・シャッター速度・露出を調整できます。

たとえば、フォーカスを押すと・・・

focus

こんな感じで、画面の上部にフォーカスの設定部分が出てきます。

また、シャッター速度の変更ができるのが便利です。

例えば、ファンがこんな感じで回っていたとして・・・

標準のカメラで撮影した場合はこんな感じです。明るい部屋ですが、回転するファンの羽はブレたものになってしまいました。

normalsetting

Manualを使用して、シャッター速度と感度を調整するとまるで羽が止まっているように撮影することができます。

highspeed

もちろん、普通のデジカメと同じように、とまでは行きませんが、調整できる幅が広がることで、今まで取れなかった写真を取ることもできるのではないでしょうか。

Google Chrome Canary を デフォルトブラウザに変更する方法 (Mac Yosemite)

 

Google Chromeインストール後にChrome Canaryをインストールした場合、「この Google Chrome はセカンダリ インストールのため、既定のブラウザには設定できません。」と表示され、デフォルトブラウザにすることができません。

defaultbrowser↑こんな感じで表示されます。

この場合でも、システム環境設定から設定することでデフォルトブラウザにすることができます。

一般システム環境設定の「一般」から・・・

defbrowser

デフォルトWebブラウザを変更することができます。

 

成人・小児のGFR計算式

eGFR(推定糸球体濾過量) または CCr(クレアチニンクリアランス) が 腎機能の評価に使われます。

しかし、計算式にはいろいろなものがあり、大変わかりにくくなっているのでまとめておきます。

Cockcroft-GaultのCCr計算式

臨床現場でもよく利用されている式です。原典はCockcroft D W & Gault M H. Prediction of creatinine clearance from serum creatinine. Nephron 16:31-41,1976.です。18歳から92歳の249人を対象として求めらた式です。

体表面積1.73m2を基準にしているので特に小柄な人では値がずれやすいのに要注意です。また、Jaffé法(後述)を使用しています。

男性:   女性: 

この式で求めるのはeGFRでなくCCrです。クレアチニンは(イヌリンと違い)尿細管からの分泌を受けるため、厳密に言うと糸球体濾過量+αの排泄があります。そのため、GFRよりCCrの方が少し大きな値になります。CCrをeGFRに変換する数式としては、Leveyの補正を用います。

MDRD

MDRDはModification of Diet in Renal Diseaseの略です。

一番最初のMDRD式の原典はLevey AS, Bosch JP, Lewis JB, Greene T. A More Accurate Method To Estimate Glomerular Filtration Rate from Serum Creatinine: A New Prediction Equation. Ann Intern Med. 1999;130(6):461–70.です。上記のLeveyの補正もこの論文に乗っています。

原典タイトルにMore Accurateと書いてあるように、Cococroft-Gaultの式を意識してます。MDRD studyに参加した1628人(式を求めるために1070人、確認のために558人)を対象としました。

式はとてもむずかしく、

 (SCr: 血清クレアチニン [mg/dL]), SUN: 血清BUN [mg/dL])

で、出てきた値に女性の場合は0.762、黒人の場合はさらに1.180をかけることになります。また、Jaffé法(後述)を使用しています。

その後に、Levey AS et al. Using Standardized Serum Creatinine Values in the Modification of Diet in Renal Disease Study Equation for Estimating Glomerular Filtration Rate Ann Intern Med. 2006 Aug 15;145(4):247-54.で血清クレアチニン値をJaffé法から放射性同位体を使って測定する方法と同等に補正し(Serum creatinine levels were calibrated to an assay traceable to isotope-dilution mass spectrometry.)、変数を変更した下の式が作られました。上記・下記と区別する時は、MDRD186と呼ばれます。

男性: 

女性: 

本式も、黒人の場合は1.212を乗ずる事になります。

ここで話は終わりません。なんと、前述のMDRD studyでの症例の凍結血清を酵素法で測りなおしをして再度、予測式が作られました。Levey AS, Coresh J, Greene T, Marsh J, Stevens L a, Kusek JW, et al. Expressing the Modification of Diet in Renal Disease Study equation for estimating glomerular filtration rate with standardized serum creatinine values. Clin Chem 2007 Apr 53(4):766–72.です。MDRD175とも呼ばれます。

男性: 

女性: 

本式も、黒人の場合は1.212を乗ずる事になります。

日本人向けMDRD

上記の式で「黒人の場合は1.212」とありましたが、日本人の場合はどうなのでしょうか?

MDRDは当然白人が母集団になっているため、日本人のGFRと異なった推測がされる可能性が十分にあります。

そのため、日本人向けの補正係数が求められました。ただ、補正係数に関しては難解なことになっており、

現在では下記の日本人のGFR推算式ができたので、この方法は使用されていません。

ちなみに、同様のことを中国でやっている Ma Y-C, Zuo L, Chen J-H, Luo Q, Yu X-Q, Li Y, et al. Modified glomerular filtration rate estimating equation for Chinese patients with chronic kidney disease. J Am Soc Nephrol. 2006 Oct;17(10):2937–44.もあり、MDRD186に1.233をかけるというものになっています。

日本人のGFR推算式

長々と説明してきましたが、とりあえずはこの式が一番重要です。

従来のMDRD式はGFRが60mL/min./1.73cm2以上の若年層で腎機能を過小評価するという欠点があり、また日本人向けの補正係数があるとはいえ正確性に欠けるものでした。

プロジェクト「日本人のGFR推算式」と銘打ち日本腎臓学会が総力を上げて作ったのがこの式です。Matsuo S,et al. Revised equations for estimated GFR from serum creatinine in Japan. Am J Kidney Dis. 2009;53(6):982-92. で日本人向けの式が作られました。イヌリンクリアランスを元に計算された式で;

男性: 

女性: 

これが、現在日本で最も使われている日本人向けの式になります。

実際の計算を行う方は医療計算機へどうぞ。

CKD-EPI

前述のように、MDRDにはeGFR ≧ 60の時に正確性に欠けるという欠点がありました。そのため、欠点を補う目的で作られたのがこのCKD-EPI式です。出典はLevey A, Stevens L. A New Equation to Estimate Glomerular Filtration Rate. Annals of Internal Medicine 2009;150(9):604–12.

式は、難解です。

ただし、
κは男性で0.9, 女性で0.7
αはScrがκより大きい時は-1.029, そうでない時は男性は-0.329, 女性は -0.411
女性の場合は更に1.018をかける
黒人の場合は更に1.159をかける

というものになっています。

日本人向けCKD-EPI

MDRDがそうであったように、CKD−EPIにも日本人向け係数が作られました。

Horio M, Imai E, Yasuda Y, Watanabe T, Matsuo S. Modification of the CKD epidemiology collaboration (CKD-EPI) equation for Japanese: accuracy and use for population estimates. Am J Kidney Dis . Elsevier Inc.; 2010 Jul;56(1):32–8.が出典です。

上記のCKD-EPI式に0.813を乗ずる、というものになっています。

Schwartzの式

さて、ここからは子どもの話です。

Cockcroft-Gaultの時代から、成人と同じ式を小児に当てはまるのは無理があると考えられていました。最初に発表されたのが、Schwartzの式です。出典はSchwartz, et al. A Simple Estimate of Glomerular Filtration Rate in Children Derived From Body Length and Plasma Creatinine Pediatrics 1976; 58:2 259-263です。

これは、いろいろと欠点がありながらも簡便でベッドサイドでも計算ができるため、長らく使われてきました。式は

と大変シンプルです。

  • 1歳以下(低出生体重児): k = 0.33
  • 1歳以下(正常出生体重児): k = 0.45
  • 2~12歳: k = 0.55
  • 13~21歳男: k = 0.70
  • 13~21歳女: k= 0.55

となっています。気をつけないといけないのは、CreはJaffé法を想定しており、酵素法が主流となった現在では、Jaffé法のCre = 酵素法のCre + 0.2を使用して補正を行ってから代入を行う必要があります。

新しいSchwartzの式

Schwartzの式が発表されてから何十年も過ぎ、新しい計算式が開発されました。しかし、式が難解で、引数として身長・血清クレアチニン・シスタチンC・血清BUN・性別を必要とするものになっています。原典は: Schwartz GJ, Muñoz A, Schneider MF, Mak RH, Kaskel F, Warady B a, et al. New equations to estimate GFR in children with CKD. J Am Soc Nephrol. 2009 Mar;20(3):629–37.です。

この論文中に簡易的にベッドサイドで使える式として

があります。この血清クレアチニンは酵素法です。

日本人小児のGFR推定式

Cockcroft-GaultやMDRD同様に、欧米人と日本人の体格差を考えると、そのまま計算式を当てはまるのは無理があると考えらました。

そこで、小児 CKD 対策委員会が2つの新しい計算式を発表しました。出典はこちらです。

ひとつはベッドサイドでも使える簡易式で2歳以上から12歳未満が対象です。

もう一つは、より正確な値が求められる五次式で、2 歳以上 19 歳未満で使用できます。

ただし、CreStd(血清クレアチニン基準値)は

男児:-1.259 Ht5 + 7.815 Ht4 – 18.57 Ht3 + 21.39 Ht2 – 11.71 Ht + 2.628
女児:-4.536 Ht5 + 27.16 Ht4 – 63.47 Ht3 + 72.43 Ht2 – 40.06 Ht + 8.778

となっています。手計算はなかなか面倒ですので、実際の計算を行う方は医療計算機をどうぞ

ディスクの故障とデータのサルベージ

ディスクの故障、ある日突然やってきます。残念ですが、ハードディスクは消耗品であり、ある日突然データが読めなくなっても不思議ではありません。現在普及しているUSBメモリ・SDカード・SSDも物理的には安定とはいえ、何らかのトラブルが起これば読み込みができなくなることも多々あります。

自分がトラブルに陥った時に、たいへん助かったツールをご紹介いたします。

まずはじめに・・・

あなたがこのサイトを、Googleで探し当てたということは、おそらくデータのバックアップを取っていなかったということを意味するのだと思います。

今回を契機に、適切なバックアップ環境の構築をおすすめします。データの復旧は、バックアップの何倍もコストが掛かり、時間を浪費し、また確実にデータが戻ってくるとは限りません。

データ復旧専門の会社

復旧には手間も時間もかかります。もし自信がなければ、お金がかかりますがデータ復旧専門の会社、たとえば日本データテクノロジーさんなどの専門会社さんへ依頼するのがお勧めです。

注意: 以後のソフトウェアはプロフェッショナル向けです。使い方を間違えると、復旧できるはずだったデータが戻らなくなるだけではなく、現在確保できているデータさえ失う可能性があります。

GNU ddrescue

辛うじてデータが読み込みできているディスクに頻繁にアクセスを行うと、それだけでディスクに負担をかけてしまうことになります。まずはディスクをイメージとして確保しましょう。

古典的にはddコマンドが使用されてきましたが、より便利なコマンドであるGNU ddrescueをおすすめします。

ddコマンドは、データを前から読み込みをします。データの不良領域がなければそれでも構わないですが、不良領域があればその読み取りに時間をかけてしまい、その領域以降のデータの読み込みが遅々として進みません。それにより、ディスクに負担をかけてしまい、不良領域以外の読み取れるはずだったデータに影響が出る可能性もあります。

GNU ddrescueは、その点少し賢いコマンドです。読み込めるところだけ読み込んでしまい、その後不良領域の読み込みをtryする、試行回数は3回まで…なんて使い方ができます。

もちろん、基本はddコマンドなので、救出しようとしている領域より大きいデータ保存領域が必要です。イメージから抜き出したデータを保存するためにも、救出するデータの2倍の領域を確保しておくのをおすすめします。たとえば、20GBのパーティションのデータを保存するなら40GBが、200GBなら400GBの領域を用意しておきましょう。

また、このコマンドを使用するには最低限システムからディスクが認識できる状態にする必要があります。起動できなくなったノートパソコンのハードディスクからデータを取り出す場合などは、SystemRescueCdなどから起動してディスクが見える状態にするか、SATAのHDDをUSBで接続できるケーブル(amazonで「SATA USB HDD」といったキーワードで検索すればたくさん出てきます。たとえばこれとか。)を使用することになります。

インストール

Windowsの方は、Cygwinベースのものを使用することができます。もしくは、SystemRescueCdを作っておくのが、簡単で便利です。

デバイス名の確認

ddrescueを使うために、デバイス名の確認をしましょう。

Mac

Macにもfdiskはありますが、残念ながらデバイス名の確認には使えません。マウントできている場合はdf -hで確認できますが、トラブルが起こっているディスクがマウントできるとは限りません。

付属のディスクユーティリティを使うことでデバイス名を調べることができます。

FATなどの管理領域が壊れてしまっているディスクの場合、接続すると読み取りができないというメッセージが出ます。「無視」をクリックして下さい。

diskunavailable

ディスクユーティリティを起動すると左のリストにディスクが表示されますので、対象のディスク(またはパーティション)を選択して、「情報」を押して下さい。

diskdevname1

「情報」を押すと、ディスク識別子が表示されます。下図では「disk3」となっており、デバイス名としては「/dev/disk3」を使用していくことになります。

diskdevname2

Ubuntu

Ubuntuの場合、sudo fdisk -lでデバイス名の確認ができます。

ディスクのサイズなどを参考に、どのデバイス名が割り当てられているかを確認して作業を進めていきます。

データの取り出し

デバイス名も確認できたことですし、データをイメージとして確保しましょう。それではまずは初回の読み込みを行います。

デバイス名には、先ほど調べたものを指定します。これが間違っていると、時間をかけてデータを取り出しても全く意味が無いことになります。注意して指定しましょう。

書き出し先の名前は何でも良いですが、必ず充分な空き容量があるデバイスを指定するようにして下さい。Macの場合、拡張子を.imgにすれば修復後にディスクユーティリティからマウントでき、大変便利です。

ログファイルの指定は大切です。この中にはディスクのどのブロックを読み込めたか、どのブロックは読み込みに失敗したかなどの情報が入っています。

初回の読み込みには、--no-split (または-n)を指定することをおすすめします。このオプションを指定することで、読み込みに時間がかかる場所をスキップすることができます。

うまく読み込めた場合は、とりあえずここで終了です。エラーがあり全てのブロックが読み込めていない場合は読み込み直しを行いましょう。

ログファイルにどのブロックが読み込めているかの情報が入っているので、もう一度実行すると先ほど読み込めなかった部分をトライできます。

--direct(または-d)オプションを指定すると、カーネルのキャッシュを使用せずにアクセスできます。

-rオプション(–retry-passesまたは–max-retries)で、何度試行を行うかを指定できます。

ディスクイメージ(またはパーティション)が取得できたら次の段階に進みましょう。

TestDisk

イメージが取得できたら修復を行います。可能ならこの時点での取得したイメージをバックアップしておくことをおすすめします。

もっとも簡単なのは、取得したイメージを別のハードディスクに書き込むもしくはループデバイスとしてマウントしてから、fsckを走らせるという方法です。これで改善されればいいですが、fsckで修復できる範囲はそれほど広くありませんし、そもそもパーティションが認識されていなければ太刀打ちできません。

今回はオープンソースソフトウェアのTestDiskを紹介します。

インストール

Windowsの方は、公式サイトからバイナリを取得することができます。

修復の実行

先ほど取得したイメージを引数にして起動します。すると次のような画面が開かれます。

ファイルに間違いがないことを確認してProceedを選択しましょう。この画面で(RO)と表示されているまたは、「書き込みができない」という内容のエラーが出た場合は、取得したイメージファイルのユーザーまたは書き込み権限をチェックして下さい。(おそらく、sudoで作業してrootの所有のままになっているのです。)

次の画面では、パーティションテーブルの種類を選ぶように指示されます。

Intel/PC partition(MBR)を使用しているか、EFI GPT(GUIDパーティションテーブル)を使用しているかは場合によりますが、比較的新しいHDD / SSDならEFI GPTであると思います。古いHDDやFAT32でフォーマットされていたUSBメモリの場合Intel/PC(MBR)かも知れません。

うまく検出された場合は、画面の下部に「Hint: EFI GPT partition table type has been detected.」などと表示されますのでその場合は指示にしたがいましょう。

次の画面では、Analyse(分析)を選びましょう。

Analyseを選ぶと、以下のように出てきました。

Bad GPT partition, invalid signature. Trying alternate GPTとのことで、どうやらGPT部分が壊れていたが、予備の情報が使用できるようです。今回はラッキーなケースでした。Quick Searchを押して、パーティションを表示します。予備情報もダメになっている場合や、Quick Searchでは全てのパーティションが表示されなければDeep Searchを行って下さい。

無事パーティションが見つかれば、この画面でPを押しましょう。

これで、ディスクに含まれていたファイルが表示されました。ファイルを選択してCを押せば、データを取り出すことができます。

元の画面に戻って、[Write]を押して正しいパーティション情報を書き込めばループデバイスとしてマウントしたり、Macではディスクユーティリティでマウントできます。これで一件落着です。

パーティション情報が見つからないなど、この方法で修復ができない場合は次のPhotoRecを試すことになります。

PhotoRec

不幸にしてtestdiskでは修復ができなかった場合は、同時にインストールされるPhotoRecを試してみましましょう。TestDiskはFATなどの管理領域を修復することでディスクのデータをアクセス可能な状態にするものでした。

PhotoRecは少し違います。ディスク全体を捜査してデータが含まれている領域を探し出します。例えば、JPEGファイルは「0xff, 0xd8, 0xff, 0xe0」・「0xff, 0xd8, 0xff, 0xe1」・「0xff, 0xd8, 0xff, 0xfe」といったデータから始まります。ブロックがそのようなデータから始まっている場合はJPEGファイルとして読み込みをtryして復元を試みます。PhotoRecでは、JPEGだけでなくZip, MS Officeファイル, PDFなど270種類のファイルタイプを認識し、出来る限りデータを復元しようとします。

ファイルシステムに依存しないので、うまく行けば削除してしまったファイルすら修復することができます。たとえば、デジカメのSDカードの画像を間違って消してしまった場合なども、上から新しい画像を保存してしまう前であれば、高確率でデータを取り戻すことができます。

ただし、データがディスク上に直線上に並んでいない時(断片化している時)はうまく修復できません。

で起動すると、TestDiskと同じような画面が出てきます。

Proceedを押して進むとパーティションの一覧が出てきます。・・・が、今回のディスクは壊れてしまっているので残念ながらパーティション情報は出てきません。Unknownを選択してディスク全体を捜査することにします。(パーティションが認識されていれば、対象のパーティションを選ぶか、Wholeを選択します。)

File Optを押せば、どの種類のファイルを検索するか指定できますが、今回は気にせず標準の設定でSearchを選択します。次の画面ではext2/ext3/ext4か、それ以外のファイルシステム(FAT/NTFS/HFS+など)を選択しましょう。

保存先のディレクトリを指定して「C」を押すと、ディスクデータの検索が始まります。

ディスクを網羅的に検索するのでかなり時間がかかります。気長に待つことにしましょう。

全部で384個のデータが救出されたようです。

recovereddata

残念ながら、ファイル名とディレクトリ構造は修復されませんし、すべてのファイルが正常に戻るわけではありません。ですが、全く読み込めなかったものがここまで戻ってくるなら上出来だと思います。


さて、あなたは運良くデータを取り戻すことができたでしょうか。ディスク障害の原因は多岐にわたり、ここであげた方法で全てのデータが戻ってくるわけではありません。くれぐれもこまめなバックアップをおすすめします。