医療における単位メモ

なんかいっつも覚えにくいなぁと思っていたのでメモっておく

フレンチ

カテーテルの外径・シースの内径の単位。FrとかFと略す。導尿・経管栄養(NGT)・気管内吸引・心カテなどいろんなところで大活躍。考えた人:フランス人のJoseph-Frédéric-Benoît Charrièreさん。19世紀パリの医療機器メーカーの人。フランスでは「フレンチ」ではなくCharriere (略号はCh)という名前で呼ばれるらしい。

1 Fr ≒ 1/3 mm。すなわち、6 Fr = 2 mm。15 Fr = 5 mm。

ソース:French Catheter scale (Wikipedia en) とかもろもろ。

ゲージ

注射針の外径や針の太さ。CV/PIカテーテルでは外形にも内径にも用いられます。新生児に使う27GのダブルルーメンPIカテーテルもあれば透析に使う16G針まで。もっと太いCVカテーテルでは上記のFr表記が用いられることがあります。

正式名称はBirmingham Wire Gauge (またはStubs Iron Wire Gauge)。イギリス生まれの単位。Gと略す。

数字が大きいゲージほど細いです。念のため。24Gより16Gのほうが太いです。

1ゲージ大きくなったからこれだけ細くなりますよ、ってのはない(not correspond to a particular mathematical pattern)らしい。Wikipediaさんには医学においてはXX G = 1/XX inchと近似することもありますよなんてことを書いてあるけどびっくりするほどかけ離れた値が出るのであてにならない。おとなしく変換表を見たほうが安全そう。

まぁフレンチと違って「0.2mm」とか言われても細すぎてあんまり実感がわかないけど、変換表を見ればサイズは分かると。色で覚えたほうが安心安全そう。

ソース:  Needle gauge comparison chart (Wikipedia en)

挿管チューブ

単位はmm。実に分かりやすくていいですね。

超低出生体重児に使う2.0mmから成人男性に使う9.0mmまで、0.5mm刻みで製造されています。

添付文書にI.D.と記載があるので内径なのでしょう。

喉頭鏡のサイズ0とかサイズ1とかはどうやって決まってるかはよくわかりませんでした。

縫い糸

一番細い糸を#1、太い糸を#6をまず決めたが、技術の進歩でより細い糸を作れるようになり、#1より細い糸を#0, #00(=2-0), #000(=3-0)…と呼ぶようになったとのこと。サイズ一覧表

気圧単位系

血圧はmmHg(ミリメートル水銀柱)。1気圧 = 760mmHg。他分野ではどんどん他の単位への置き換えが進んでいる古い単位だけど、血圧に関してはしばらくは使う続けられると。「血圧 200/160 ヘクトパスカル」とか言われても 高いんだか低いんだかわからないし。

呼吸関係はcmH2OかkPa。1気圧≒1030 cmH2O≒101 kPa。10cmH2O ≒1 kPa。PEEPやPIPなど呼吸器の設定では未だにcmH2Oが多い。計量法に従っている吸引器や麻酔器などでは基本的にSI単位系であるkPaをちゃんと使用しているはず(cmH2Oを併記しているものもあります)。

コメントを残す